源法寺幼稚園　園長　鈴木晶子

本園は昭和42年、当時私の父が教師をしていた経験から、より良い幼児教育を目指し幼児の望ましい保育環境を作りたいと創立しました。 本園の保育環境には大きな3つの柱があります。 第一には場所です。経営母体がお寺である事からその敷地使用の許しを得て念願通りの広い敷地で行事のほとんどが園内で行えるようにしました。さらに、隣接の境内地にプール等があります。 第二は良い先輩である保育者に出会う事です。昭和43年、父が交換教師でアメリカに行った経験から専科（音楽、体育）の先生を導入し、担任は集団生活を重んじ、絵本を読んで聞かせ、言語表現と情操教育にあたる指導法を取り入れています。保育者がクラス担任というだけで無く幼児達の先輩として社会性を始めとした様々な事を教えていって欲しいとの願いからでした。 第三は教育の信念です。それは『子供たちの望ましい姿に向かって保育を進めていく』 です。それは子供たちの本来持っている『聞く力』『考える力』『表現する力』を日常生活 や遊びの中で十分に伸ばしていく事です。具体的に実生活の中で様々な生きる為の知恵を培う中で後々の知識や学力につながると考えています。 私は幼い頃から父や本園を見続け、肌で感じたこれらの3つの柱を大切に受け継ぎ、家庭と幼稚園が互いに力を合わせて子供達と共に育っていける園であり続けたいと思っています。